アメリカの独立を巡り争った銃のグループ
【アメリカ独立戦争とは】
独立を求めるアメリカの13植民地と、イギリス本国との間で行われた戦争。正規軍を擁するイギリスに対して、アメリカ軍は狙撃部隊を編成し対抗した。続く19世紀初めの米英戦争(別名、第二次独立戦争)でもアメリカの狙撃部隊は勝利を収め、ライフリングの優位性を明らかにした。
皇帝ナポレオンを慕う銃のグループ
【皇帝ナポレオン・ボナパルトとは】
19世紀初めのフランス皇帝。軍事的天才として知られ、数多の戦争で勝利しイギリス、ロシアとオスマン帝国の領土を除いたヨーロッパ大陸の大半を勢力下に置いた。ナポレオンは麾下の指揮官を大変信頼し、また彼らもナポレオンに対して絶対の忠誠を捧げたという。
大坂の陣で戦った三人の武将が愛用した銃のグループ
【大坂の陣とは】
徳川氏と豊臣氏の間で、冬と夏の2度に渡り行われた合戦。豊臣方の将である真田信繁は馬上宿許筒を携えて徳川家康の本陣まで攻め込み、家康が自害を覚悟するほどまでに追い詰めたと言われる。夏の陣で大坂城は落城し、豊臣家は滅亡。これにより、徳川の治世は盤石になっていった。
ドイツ統一戦争で争った銃のグループ
【ドイツ統一戦争とは】
オーストリアを盟主国とするドイツ連邦が、プロイセンを中心に統一国家『ドイツ帝国』として成立するに至る、3つの戦争の総称。デンマーク戦争、普墺戦争、普仏戦争と勝利を重ねた要因のひとつには、プロイセン軍が採用した世界初の実用的ボルトアクションライフルの優位性などが挙げられる。
宝石に彩られたアラビアンな銃のグループ
【オスマン帝国とは】
小アジアを発祥とし支配地域を広め、最盛期を迎える16世紀には地中海世界の過半を覆う大帝国へと発展した。その出現は西ヨーロッパの人々にとって脅威であり、「オスマンの衝撃」と表された。神聖ローマ帝国に対しては2度に渡り首都ウィーンを取り囲む包囲戦を行った。
冬の宮殿に住まう高貴な銃のグループ
【ロマノフ朝とは】
約300年の間ロシアに君臨した、ロシア歴史上最後の王朝。歴代皇帝の中でも最長在位を誇る女帝エカチェリーナ2世は、領土を最大限に押し広げ、ロシアを大国へと発展させた。エカチェリーナ2世の孫であるアレクサンドル1世は、フランスとの戦争に勝利しナポレオンの覇権に大打撃を与えた。
ペリーからの贈り物として日本にもたらされた銃のグループ
【黒船来航とは】
1853年、日本の開国と通商を求めて、ペリー率いるアメリカの艦隊が江戸湾浦賀に来航した事件。来航に伴い、ペリーはアメリカの工業力を示す様々な贈り物を持参した。幕府へ献上された数多の品々の中には、最新式のライフルや拳銃なども含まれていた。
幕末の日本で戦いを繰り広げた銃のグループ
【戊辰戦争とは】
鳥羽・伏見の戦いから五稜郭の戦いまでの、旧幕府勢力と新政府軍の間で行われた一連の戦い。両軍は欧米諸国から最新の銃器を輸入したが、その配備状況は各藩により差があった。特に会津戦争では両軍の銃器の優劣が勝敗に大きく影響を及ぼしたと言われる。
格式高い麗しのハプスブルク家と縁のある銃のグループ
【ハプスブルク家とは】
婚姻によって領土を広め、強大な勢力を誇ったヨーロッパ随一の名門王家。ハプスブルク家の絶頂期に君臨したカール5世(カルロス1世)は、「太陽の沈まない国」と称されたようにヨーロッパから新大陸、アジアを領土とする大帝国を築き上げた。
奇妙な形状と謎に満ちた過去を持つ銃のグループ
【奇銃とは】
世界には一般的な銃とは異なる、奇妙で珍しい形状の銃が存在している。その種類は千差万別で、杖などの日用道具に銃の機構を組み込んだものや、人目を忍び隠し持つために作られた暗器としての銃など、見た目だけでなく用途も多岐にわたる。
鉄砲伝来と日本で発展を遂げた火縄銃のグループ
【鉄砲伝来とは】
1543年、種子島に漂着した中国船に乗っていたポルトガル人によって、日本に2挺の鉄砲がもたらされた。その後種子島で国産第一号とされる鉄砲が完成し、日本各地で製銃が始まっていく。中でも国友と堺は、当時の日本を代表する鉄砲生産地として長年に渡り栄えた。